すらっとしたモデル体型になるには?女性が憧れる「理想の体型」になるための秘訣【理想の美脚づくり】

すらっとしたモデル体型になるには?女性が憧れる「理想の体型」になるための秘訣【理想の美脚づくり】
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痩せすぎに気を付けて!世界におけるモデル体型の変化

太っているのが良いのか、痩せているのが良いのか、その価値観は時代とともに変化し、女性の憧れる姿も変化しています。モデル体型のトレンドにも変化があるのはご存じでしょうか。

かつて、肥満というのは「富」の象徴でした。痩せている体はろくな食事も口にできない下層階級の貧弱な肉体というイメージがあり、豪勢な食事でふくよかな体は富めるものの特権そのものだったからです。

それから現代にかけて先進国を中心に経済が発展し、飽食の時代を迎えた結果、現代では世界の15歳以上の過体重(BMI25以上)と肥満(BMI30以上)の人口が増え続けており、肥満は社会問題化しています。

WHOの調査によると過体重の15歳以上の数は、2015年時点、世界で約22億人に上り、全人口の30%となっています。

肥満とされる人口も約6億人と増加傾向となっています。日本の15歳以上女性の肥満人口(日本の統計ではBMI25以上と規定)についても1,000万人に達すると言われており、数字だけ聞くととても多く感じますが、世界基準の肥満はBMI30以上(一般用の椅子から大きくはみ出してしまうレベル)なので、日本におけるBMI30以上で換算すると3%弱に過ぎないというのが現状です。

現代社会の一般常識では、太っていると病気になりやすいと思われがちですが、医学上で死亡率が最も高いのは、痩せすぎ体型で、その次が肥満体型の人たちなのだそう。もっとも死亡率が低かったのは程よく肉付きの良い「ぽっちゃり体型」という意外な研究結果があります。

街でスタイルの良い若い女性を見かけると一見、素敵に見えますが、その一方で過度なダイエットによって、痩せすぎ体型や拒食症を招き、健康状態を損なってしまうことも少なくありません。

かつてスーパーモデルだったアナ・カロリナ・レストンは、痩せすぎによって21歳の若さでこの世を去りました。これを受けてミラノコレクションやパリコレクションではBMI18.5未満の激痩せモデルが社会問題となり、フランスにおいては痩せすぎのモデルの活動を禁止。該当するモデルを起用した場合は罰金を課す法案も成立するなど、ファッション業界でも変化が起こり、女性らしさの定義が変わりつつあります。

女性は痩せているモデルに憧れる傾向にありますが、健康的な体型のモデルが増えてくることで女性たちが思う、美しい体型に対するイメージも変わってくるでしょう。

体を壊してしまうような不健康なダイエットは禁物です。健康的にモデル体型に近づけるようくれぐれも心がけて、自分が一番輝ける姿を目指しましょう。

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