【2022年セーラームーンミュージアムレポート】リアルな感想をお届け!注意点あり
2022年7月1日から12月30日まで3つの会期に分かれて開催されている『セーラームーン ミュージアム』をセーラームーンガチオタがリアルな目線でレポート!
ファン垂涎ものの貴重なコレクションや超美麗原画の展示、すべて集めたくなるグッズなど、セーラームーンファンにとってたまらない展示たちに関して、同展をすでに4回訪れたガチオタがぶっちゃけレポートでお届けします。
美少女戦士セーラームーン ミュージアムとは?
『美少女戦士セーラームーン ミュージアム』とは、連載開始から30周年を迎えた『美少女戦士セーラームーン』の軌跡をまとめた大展覧会です。
『美少女戦士セーラームーン』といえば、漫画を原作にアニメやミュージカルなどのメディアミックスにより、1990年代に社会現象を起こすほど大ヒットし、今もなお多くのファンを魅了し続けています。
同展は誕生30周年企画の一つとして開催され、連日多くのセーラームーンファンが訪れています。
開催場所はセーラームーンゆかりのエリア
開催場所はセーラームーンとゆかりの深い六本木・麻布十番の中間地点にある六本木ミュージアムにて開催されています。
原作者の武内直子先生がかつて麻布十番に住まわれていて、作中でも随所に実際の麻布十番にある施設や特徴が盛り込まれており、さらにイベントや2016年に開催された展覧会など、六本木・麻布十番で開催されることが多いです。
つまり、六本木・麻布十番周辺はセーラームーンファンにとって聖地と断言できる場所であり、その聖地で30周年を記念する展覧会に来場できると思うと感慨深いものです。
セーラームーンミュージアムの感想レポート
六本木駅から東京タワー方面に歩き、東洋英和女学院がある道を曲がりまっすぐ歩くとたどり着くのが、『美少女戦士セーラームーン ミュージアム』が開催されている六本木ミュージアムがあります。
ちなにみ東洋英和女学院は、火野レイちゃんが通うT.A女学院のモデルとなった学校です。展覧会に行くついでに、聖地巡礼もできますね♡
正面入り口を入ると、武内先生が今回のために描き下ろしたセーラー10戦士たちのイラストが出迎えてくれます♡
さらに事前に購入したチケットを受付で提示する待機列に、タキシード仮面のマントをまとったセーラームーンが登場!
こちらも同展のために描き下ろされたイラストです。国宝に指定してほしいくらい美しいイラストにうっとりします。
受付を済ませ、会場入り口にはクリスタルトーキョーを模したデザインが来場者を出迎えます。
入口をくぐると、セーラー5戦士の変身ロッド&スティックの展示が♡
4.5×8メートルの大スクリーンに映し出される映像とレーザーを用いた特殊効果により、『美少女戦士セーラームーン』の世界を空間全体に演出します。さらに、本展のためにリアルに再現されたセーラー戦士達のアイテムを展示し、作品の世界へと誘います。
引用元美少女戦士セーラームーン ミュージアム
この部屋に入ったら、画面に対して中央に待機してみてください。
セーラームーンの世界観に一気に入り込める、胸熱な映像が流れるのでしっかり目に焼き付けておきましょう。筆者は初めて観た時、感動のあまり鳥肌とホロリと涙がこぼれました。
映像が流れ終わったら、次の部屋に案内されます。
『美少女戦士セーラームーン』第1部から第5部の名場面・名台詞の漫画のシーンを壁一面に展示。原稿がきらめき、見る角度によって異なる表情を見せる新手法・ホログラム展示は、連載当時の記憶をきらびやかに思い出させてくれる空間になっています。
引用元美少女戦士セーラームーン ミュージアム
まるで月の光を浴びたようにキラキラと輝くホログラムが、セーラームーンの世界に引き込んでくれます。
名シーンや思い出深いシーンがいくつもあり、目がいくつあっても足りないくらい夢中になってしまいます。
そんなホログラム展示を抜けると、次はコレクション展示です。
過去最多の600点を超える秘蔵資料を一堂に集めた『美少女戦士セーラームーン』の「博物館」。90年代から最新作までのアニメシリーズの設定資料や絵コンテ、変身グッズやフィギュアなどの玩具やゲーム機、ミュージカルで実際に使用された貴重な衣裳など、30年の歴史を濃密に堪能していただけます。
引用元美少女戦士セーラームーン ミュージアム
コレクション展示で筆者が最も興奮したのは、アニメがどのように作られたかが分かる絵コンテです。
絵コンテのなかには、エヴァンゲリオンでおなじみの庵野秀明監督が手掛けた絵コンテもあり、「このシーンって庵野監督が絵コンテ描いてたの!?最高すぎる……セーラームーンでも絵コンテ遅れたんだ(笑)」などと、驚きと興奮がやみませんでした。
天井いっぱいまで展示されているので、ハシゴに登ってすべての絵コンテを見たいくらい没入できる展示でした。
懐かしいおもちゃやミュージカルの衣装などの展示を進んだ先に、同展のメイン展示である貴重なカラー原画が展示エリアがあります。
ここは撮影禁止なのでしっかりと目に焼き付けて、武内先生による繊細で超絶美しい原画をたっぷり鑑賞しましょう。
原画をよく見てみると、レースやビーズなどの素材も使用されていてイラストというより、芸術作品のような印象を受ける素晴らしい原画が肉眼で拝めます。
個人的鑑賞ポイントは、原画に先生のサインと共に描いた日にちも記載されていて、同日に描かれた原画を見ると「え!こんなにすごい絵を一日で2つも描いたの!?」と思わず驚いてしまいます。
原画は3つの会期ごとに入れ替わるので、展示されるすべての原画を拝むために全会期を制覇したいところです!
そうして原画を鑑賞したら、グッズショップに続く道に出ます。
このエリアにも巨大原画タペストリーが展示されており、撮影OK!本当に美しい絵ですよね。
最後には、ラグジュアリーブランドのジミーチュウとコラボした、キラッキラのセーラームーンのブーツの展示が♪
お値段なんと¥1,975,600 !庶民には手が届かない値段ですが、スワロフスキーのきらめきに覆われた美しいブーツにうっとりします♡
このブーツですべての展示が終了します。
このあとはグッズショップとカフェがあります。
グッズは最初の受付で渡される購入券と引き換えに購入でき、購入は1回の来場につき1回のみとなるので買い逃しがないようにご注意を。
カフェは平日でも長蛇の列ができており、2時間待ちというのもザラです。
予約&カフェだけの利用ができないので、絶対にカフェに入りたい人は朝イチの回のチケットをとり、展示鑑賞はサラッと済ませ、カフェに直行するのが良いでしょう。
セーラームーンミュージアムの注意点
すべての展示が素晴らしく、ファンにとって充実した時間を過ごせる同展ですが、ひとつだけ注意点があります。
それは“混雑”に関してです。
世代・性別・国を問わず、多くの人に愛されるセーラームーンだからこそ、同展の人気ぶりはすさまじく、土日祝になると会場内に入るのにも30分以上待つこともあります。
また、会期初日になると1時間以上待機列で入場待ちすることになるので、それなりの覚悟と体力が必要になります。
さらに、同展のメイン展示である原画は見るだけでも長蛇の列になり、もう少し見ていたいのに後続が迫る関係で前に進まないといけない場合があります。
また、グッズショップも混雑を極めています。筆者が来場した際はレジ待ちが長蛇の列になっていたのはもちろん、混雑が極まりすぎて列に横入りする人もいて、マナーがよろしくない状況も起きました。
せっかく楽しい気持ちで来たのに、こんなことでガッカリした気持ちになりたくないですよね。
そのため、おすすめは平日に来場することです。
平日であれば比較的空いているので、すぐに会場内に入れるのはもちろん、展示品も自分のペースで閲覧できるので可能であれば平日の来場をおすすめします。
また、会期の後半の方になると来場者数もやや減ってくるので、お目当てのグッズが売り切れている可能性もありますが、土日祝しか行けない方は会期後半を狙うのもおすすめです。
愛と正義と可愛いがたっぷり詰まったセーラームーンミュージアムを堪能しよう!
『美少女戦士セーラームーン ミュージアム』の見どころや展示内容、来場する際の注意点をご紹介しました。
開催は12月30日までで9月現在で折り返しとなりましたが、この貴重な展覧会にぜひ足を運んでみてください♪
次の35周年、40周年でこのような展覧会が開催されるか分からないので、推しは推せる時に推しましょう!
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