これが私の推し活年表!関係性萌えしか勝たん♪
推しのためなら日々を頑張れちゃう!!そんな素晴らしいパワーを持っている『推し活』。
皆さんは普段どんな推し活をしていますか?
今回「今までの推し活事情」についてのアンケートを実施し、その回答の中から様々なジャンルで推し活をしてきたOさんにお話しを伺いました!
今までの推し活事情をたくさん語ってくれましたよ♡
Oさんは幼少期から様々なジャンルで推し活をされていたとのことなので、彼女の推し活の歴史を一緒に振り返ってみました。
どんな推し活をしていたのか?人生最大の推し活とは?など、多彩な推し活人生について迫っていきます!!
推し活の根幹は『関係性萌え』
Oさんのこれまでの推し活歴を振り返ると……幼い頃から推し活が身近にある環境で育ち、アニメやミュージカル、ヴィジュアル系バンドなどの推し活に没頭していったそう。
中でも『関係性萌え』がOさんの推し活人生のキーワード。
人と人の関係性に萌え、その姿を見て心を揺さぶられたり、共感したりするフェチをきっかけに読書や哲学、思想、歴史に触れていき、それらの造詣も深まっていったOさん。
さらに、身につけた知識を元に作品の点と点を線で結んで、今まで知らなかった新たな関係性を見出すことにたまらなく喜びを覚えるのだそう。
そんなOさんの推し活スタイルは、「周囲からあまり目立ちたくない」「同担でも自分と解釈が異なるのが好きではない」ということもあり、基本的に一人で行動しています。
それでは、各年代別でOさんの推し活歴を詳しくご紹介していきます。
幼少期~中学生くらいの推し活
幼少期は何気なくアニメを見ている方がほとんどだと思いますが……Oさんも同じようにアニメを見ており、当時は推し活をしていたという認識はなかったとのこと。
そんな中、Oさんが推し活に目覚める影響を与えたのは……?
エピソード1:推し活のはじまりは母親の影響!?
――母親の影響ってどんな影響があったのですか?
母親がヴィジュアル系のファンだったんで、しょっちゅうライブとかに出かけてたんです!
妹を妊娠中にも、つわりで「おえ~」ってしながらでも行ってて……(笑)
――えええ~!それはなかなか凄いですね!
そんな母の影響もあって、今でいう推し活みたいなのは当たり前の存在でした。
母親の推しへの愛は、その後のOさんの人生を大きく変えていくほどの影響力があったそう。
また、Oさんの幼馴染の父親もオタクだったそうで、推し活の英才教育を受けながら幼少期を過ごしていたそうです。
黄金期 ~人生最大の推し活~
ここからは「人生で一番推し活をしていた」という黄金期について触れていきます。
エピソード2:推し活沼へ……?
――本格的な推し活の入り口はいつだと思いますか?
高校2年生の時のクラス替えでできた友達がテニミュにすっごいハマっていて!
じゃあ一緒に観に行こうという話になって、まんまと自分もハマっちゃったので、そこが沼の始まりだったと思います。
だんだんと「ミュージカル テニスの王子様」(以下:テニミュ)への愛が爆発していき、周りが見えなくなっていったというOさんですが、最初はこんなにハマるとは思っていなかったそう!
熱が高まるにつれ、推し活費用もかさんでいったんだとか。
とはいえ、高校生からバイトをはじめたOさんは推しのためなら働くことは苦ではなく、多い時で月に10万円以上バイトで稼いでいたとか!
Oさんは運命の出会いを果たしたテニミュに情熱もバイト代も費やしていきました。
エピソード3:推し活卒業?最後の花火!
――1番推し活を楽しんでいた時期はどんな感じだったんですか?
氷帝4代目のある役者さんをすごく気に入って、その公演に何度も通うというよりも、良い席を買うみたいなお金の使い方をしてたんです。
ダフ屋で最前の列を10万円とかで買うみたいな。
その場で現金が間に合わない時は、カードローンに頼ることもあるくらい。
そのやばさに気付いたのが、推しがテニミュを卒業した時だったんです。推しの卒業までが、私の推し活。最後の花火でしたね。
――推しの役者さんはOさんにとって大きな存在だったんですね。
彼が役者の生活を続けていたら、目が覚めなかったかもしれないんですけど、テニミュを卒業したあとは、深夜ドラマに1つだけ出演して、一般の学生に戻っちゃったんですよね……。
事務所には所属しているし、Instagramのアカウントはあるけど更新しないみたいな感じでした。その時に「一人の人間を追ってただけ」だと気付いた感じですね……。
――一人の人間を追っていたとは、具体的にどういうことでしょうか?
急に冷める時ってあるじゃないですか。彼は彼の人生を歩んでる。私はその彼にお金をかけている人生が本当に自分で気に入っているか?って冷静になっちゃったんです。
そこで今までの支出を整理してみたんですけど、返済のためとはいえ貯金に手は付けたくないじゃないですか。
でも、実際にはお金を借りている状態だから、利子で膨らみますよね。
借金が膨らんで返せなくなる前に、貯金を使ってでも全て返済しなきゃと思いました。返済のために貯金が一気にバッて消えて行って、推しもお金も無くなりました。本当にゼロになりました。
――そうですよね。残ったものがあるとすれば、思い出でしょうか?
そう、思い出しかありません。
自分では充実していて良かったけど、周りから見たら……。
――何してるの?ってなっちゃいますよね。
そうそう、そうなんです。普通の人間になれてよかったなって思います(笑)。
Oさんはこの時期、良席や遠征費など含めて月25万円を使ったこともあったそう。
ソロで推し活をしていたからこそ、周りに止めてくれる仲間もおらず、推しに会うために無我夢中になっていたと当時を振り返っていました。
そして、常識外れの金銭感覚に気付けて良かったと語る姿が印象的でした。
現在の推し活の楽しみ方
最もお金も情熱もかけていたテニミュを経て、現在はK-POPをゆるく推していると語るOさん。
また、二次元にも再度ハマり、今まで観れなかったけど気になっていたという往年の名作アニメ作品を観たり、漫画や映画を楽しんでいたりと、マイペースな推し活を楽しんでいると語ってくれました。
全盛期のようにお金をかけて楽しむというよりも、今まで得た知識や経験を生かして自分の好きなモノやコトの引き出しをたくさん持ち、興味の枠を広げているそう♪
エピソード4:祖父のメモがきっかけでK-POPにどハマり!
――K-POPにハマったきっかけは何ですか?
もう亡くなっているのですが私の祖父が韓国人で、その祖父のとあるメモを見つけたんです。
祖父が若い頃の時代の日韓について色々書かれていて、そのメモの内容を見て『日韓関係エモい!』と関係性萌えが発動しました。
そして韓国の歴史を辿って調べていたら、韓国の社会学者の方がK-POPについて新書を出していたのを見つけて、「K-POPかぁ~」となったのがハマるきっかけでした。
また、Oさんはもともとヴィジュアル系バンドが好きだったこともあり、「メイクをして美しいビジュアルと圧倒的なパフォーマンスで魅了するK-POPはハマりやすかった!」とも語っていました。
そして、K-POPの中でも特に推しているのはSEVENTEEN(通称:セブチ)。
「メンバー同士の関係性を見るのが癒しのひと時」と語るOさんは、関係性萌えが本当に好きなブレない推し活感を発揮していました。
最後に……
これまでの推し活歴を振り返るOさんに、編集部が一番聞きたかったことを質問してみました!
――『Oさんにとっての推し活とは何ですか?』
『人生です!』
人生で最も推しにあらゆる労力を惜しまなかった25歳の自分に投げかける言葉として「その時はその時で楽しんでくれ。ただし、のちの尻ぬぐいは自分でやるしかない」という男前な発言も!
まとめ
今回は関係性を辿ることが好きな『関係性萌え』なOさんの推し活人生をインタビューしました。
幼少期から無意識に推し活を触れていたというOさんはヴィジュアル系バンドをはじめ、テニミュ、アニメ、漫画、小説や歴史など様々な推し活を通して、時にはお金の使い方の学びも得た模様。
今までの推し活人生があったからこそ、今のOさんがあるのだということがわかりました。
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