逆さまつげは自分で治せる?手術で二重になれる?保険適応の病院選びを体験談でレポート
逆さまつげを解消♪そして美人に!?
逆さまつげに悩んでいる方、毎日大変だと思います。まつげが眼球にチクチク当たって痛いですし、痛みで涙目になることもあり、わずらわしい存在ですよね。
コンタクトレンズでまつげが目に当たるのを防ぐこともできますが、コンタクトを外せば痛いのは変わらず、オフの時間をゆっくり過ごせません。
そんな逆さまつげを解消する方法があります!それは手術を受けることです。
今回は実際に逆さまつげ手術を実際にされた方に取材し、その体験談と逆さまつげの手術についてお伝えします。
逆さまつげに苦しんでいる方の参考になりますように!
こんな症状なら逆さまつげの可能性あり
まず、以下の逆さまつげの症状にあてはまるかどうか、項目をチェックしてみてください。
・まつげが目に当たって痛い、かゆい、涙目になる、目やにが出やすい
・ビューラーを使ってまつげを上げても、すぐ下がってくる
・まつげが目に被さって視界が狭い
これらに当てはまれば、逆さまつげといっても差し支えないでしょう。
実は逆さまつげとは、眼瞼内反・睫毛内反・睫毛乱生という病名がつく、保険治療の対象となるれっきとした病気。
原因は先天性の場合と加齢による場合があります。
そして、先天性の方は同時に一重まぶたの人も多いと言われています。
逆さまつげを治す方法って手術以外にある?
結論からお伝えすると、手術以外に治す術はありません。
まつげそのものを抜くという強引な方法もありますが、新しい毛が生えてきたら同じことの繰り返しになります。
さらに、まつげの脱毛を繰り返せば炎症の可能性も出てきて、悪循環に陥ります。
美容面でもまつげがないのはみすぼらしくて嫌ですよね。何より抜く際にとても痛みが生じるので、絶対にやめてください。
「こんなのを一生繰り返すのは嫌…」こう思う方は眼科へ行きましょう。
逆さまつげを手術するメリット4つ
それでは、逆さまつげの手術を実際に受けた、Aさんのコメントをお届けします。
※この記事はAさんの実体験をもとに構成しています。医学的根拠・効果は保証いたしませんので、詳しくはかかりつけの医師にご相談ください。
「手術をすることにしたのは手術してもデメリットがあまりなさそうだし、むしろメリットの方が大きいと思ったからです。
何より、目って顔で一番目立ちますよね!メリットがあるなら、やらなきゃ損だと思います。私が実際に感じたメリットをご紹介しますね」
保険が適用するから安く問題が解決する!
「手術=高いと思いきや、保険の対象内で手術を受けられたので費用はさほどかかりませんでした。
逆さまつげって結局病気さから、自己負担になる美容整形とは違うんですよね。
ちなみに、保険適応でだいたい片目5,000~15,000円くらいで受けられるみたいです」
※手術費用は病院、クリニック、そして手術の方法によって異なります。
一重まぶたの根本的な解決になる
「費用以外にまだまだメリットがあります。上まぶたの逆さまつげの治す手術は二重を作る手術になるので、結果的に二重まぶたになるんです。つまり、もうアイプチなんてしなくて良くなるってこと!私はそれがめちゃくちゃ嬉しかったです。
『整形って思われそう』と心配もあるけど、前もって『逆さまつげの手術だから!』って周りにアピールしとけば、全然問題ないと思いますよ?
重いまぶたでも手術でまぶたが上がるので、自力で二重にすることを諦めている私のような激重まぶたの人は検討する価値があると思います。
あとやっぱりなんといっても、視界が広くなりましたね!生活しやすくなりました」
手術法によるけど持続力あり
「ホットビューラーでも全然まつげが上がらない!と悩む日々にもサヨナラできました。
ちなみに、理没法より切開法の方が確実に二重まぶたにキープできます。簡単に言えば、埋没法は糸で2,3か所ほど止めてまぶたを折りたたむから、何年か経つと元に戻ってしまうんですよね。
ただ、埋没法のほうが手術費用は安いので、またやり直せばいいだけなんですけどね。でも、何度も手術するのは怖いんで切開法で思い切っちゃうのかいいかも」
目が痛くない!涙目にならない
「最後のメリットが、痛くない・涙目にならないこと。これが一番のメリットだったかもしれないです。
毎日チクチクと悩まされていたことが、ちょっとお金を出して、手術の怖さと痛みに耐えるだけで、これまでの悩みから解放されるので、世界が変わったように感じました。
善は急げなので、悩むくらいなら病院で相談したほうがいいですよ」
逆さまつげの手術の種類&病院の選び方
Aさんの手術体験は、とても参考になりましたね。
では、いざ手術を決心したら考えるべきは病院の選び方や手術の方法です。
逆さまつげの手術の方法に関していうと、大きく分けて切開法と埋没法があります。
切開法
一般的な手術のイメージと言えば、メスで切って縫うのを思い起こすでしょう。切開法が適している方はひどい逆さまつげ、重い一重、何回も手術をしたくないという方です。
頑固な逆さまつげでも、綺麗にまつげが上を向きます。
その方法は、余計な脂肪を切開して取り除き、傷跡が目立たないようきれいに縫合する方法で二重のラインを半永久的に作ります。
切開というと、とても怖い印象を持たれる方も多いですが、麻酔をするので痛みは最小限に抑えられるはずです。麻酔が切れた後も、予め鎮痛剤を服用すれば乗り越えられると思います。
切開法は日帰り手術が可能な術式ですが、術後は目が腫れて手術前の顔よりもひどい見た目になることもあります。取材したAさんも、数日間は目も当てられないほど腫れたそう。
ですので、まとまった休日の直前に手術することをおすすめします。
傷跡は1~2ヶ月くらいでほとんど目立たなくなるそうで、Aさんの場合は3週間ぐらいで完全に消えて経過が良好だったとのことです。
医師の技術力や自身の治癒力の高さも関係するので、あくまでも目安として考えてください。腫れが引いて抜糸するまでは、メガネなどでごまかせばOKです。
埋没法
美容整形手術では比較的ライトな手術の埋没法。まぶたを細い糸で縫い留めて二重のラインを作ります。2点留めと3点留めがあり、まぶたの重さによって変わります。
糸でまぶたを縫うと聞くと恐ろしく感じますが、麻酔を打った瞬間が痛いくらいで、そのあとは全く痛みはないそう。
切開しないのでとても短時間で終わり、術後の腫れもすぐ引きます。ちなみに手術時間は平均10~20分ぐらいで終わるので、本当に簡単です。
腫れや手術痕はだいたい3日で引くようなので、3連休以上の休日に手術を受ければ誰にも手術をしたことがバレないかもしれません!
糸で止めているだけなので、万が一二重のラインが気に入らない場合、やり直しをすることも可能と言えば可能です。そうなる可能性も踏まえて、事前に医師や病院に確認しましょう。
メイクも比較的すぐにしてOKなようです。
気軽にできる埋没法ですが、極度の一重や逆さまつげが重症の場合、糸がすぐに取れる可能性があります。
ちなみに下まぶたの逆さまつげでは、埋没法での手術は不可能だそう。さらに、この方法は保険が適用されない病院・クリニックも多いです。埋没法で完治可能なレベルの逆さまつげでは、保険の適応外ということになるのかもしれません。
病院・クリニックの選び方
逆さまつげの手術は眼科、形成外科、美容外科、美容整形クリニックなどで受けられますが、美容整形クリニックではまず保険が適用されません。
稀に利用できるところもあるので、もしどうしても保険適応の所が良い場合には入念なリサーチが必要です。
また美容整形クリニック以外での病院の場合、なかには「逆さまつげが治ればそれで良し」と考えている医者もいるようで、二重のラインを選ばせてもらえなかったり、本当に稀にガタガタなラインになってしまったりなんてこともあるようです。
そんな悲しいことを防ぐために口コミを調べたり、カウンセリングで十分に要望を聞いてくれる病院を探すしかありません。
また、安いからといって外国の激安美容整形で二重にしてもらうのは、あまりおすすめできません。万が一失明する可能性もありますし、そうなったら一生それを背負って生きていかなければいけません。
おすすめは眼科のある美容外科です。当たり前ですが、きちんと医師免許を持っていて手術の経験が豊富で、かつ美容にも気を遣ってくれる場所が良いです。
ただし、保険適用となる場合、二重ラインの幅等の指定は基本的にはできません。Aさんからのアドバイスとしては、公式サイトなどで症例を写真つきで載せてくれているところが安心できるのだそうです。
【体験談】重い一重の私が切開法の手術を受けた結果
最後に、Aさんが切開法で手術を受けた時の体験談を詳しく掲載します。
「コンタクトレンズを作るべく、眼科に行って診療してもらうたびに『ああ、逆さまつげひどいですねぇ。これは手術しても良いかもしれませんね』と何度も言われてきた私。
コンタクトが一日中手放せないので、一日のほとんどは気にならないけど、コンタクトを外してメガネになると、まつげが目に当たるので、気になってしょうがないし、悲しくもないのに痛みで涙が出てくる日々でした。
そんな生活に嫌気が差し、ついに手術決断。ちょうど有給休暇があったので、連休とくっつけて9日間も休みが取れる夏休み前に手術をしようと決意したんです。
会社員なので、ネットにあるような目がぱんぱんに腫れて出血したグロい見た目で、出社する勇気はありませんでした……。
選んだのは池袋にある某美容皮膚科・美容外科のクリニックです。公式サイトや口コミを熟読して決めました。
決め手はここのお医者さん独自の方法で、一般的な切開法よりも腫れない&傷が比較的早くなるらしいとのこと。
そして、実際にカウンセリングを受けた結果、一重まぶたが重すぎるということで案の定埋没法は却下され、切開法を勧められました。
そんな気はしていましたが、そこまで医師に言われたら仕方ない!覚悟を決めて手術をしよう!そう思ったんです。
そんなこんなで有休を取って8月の中旬に手術をしてもらいました。
逆さまつげの切開手術は日帰りですが、術後はとても腫れるため視界が信じられないくらい狭くなります。私は池袋駅から1時間電車に揺られて帰りましたが。クリニックから家が遠い人は付き添いやタクシーで帰った方が安全です。
手術は本当にあっという間でした。たぶん1時間ぐらいかな?
痛みは全然なかったけど、まぶたの裏に片目3回ずつ注射で麻酔されるのが、一瞬だったけど超絶痛かったです。
メスで切られてるときや糸で縫合されているときは、目を瞑っていたのでご安心を。
たしかに手術中は『血が出てるな』、『あ、今縫われてる』って感覚はあったけど、麻酔の効果が抜群で痛みはまったく感じません。
ということで、手術はあっという間に終わりましたが、大変なのはその後なんですよね。
まず、手術直後からまぶたが超腫れます。たとえるなら、出目金です。まごうことなきデ・メ・キ・ンでした。
グロいのがOKな方は切開後の写真をググるとわかりますが、この世のものとは思えない顔になります。
当時、自分でも怖くて鏡見れないほどでした……。
持参したPC用のブルーライト遮断メガネ(色付きレンズ度あり。この日のために買いました笑)と帽子で、できるだけ顔を隠した怪しい人になりながら、平日夕方の込み合っている山の手線に乗って帰宅しました。
実は夏休みの9日の間で腫れが引かず、ずっとこのままだったらどうしようと本気で心配しました。
次の日になっても、その次の日になっても腫れが引きませんからね。
とまぁ、そんな感じで家にずっと引きこもる夏休みを過ごしたわけですが、さすがに1週間経った頃には外を歩いても差し支えのないほどに腫れが引いていきました。
その時は抜糸がまだだったので、傷は目立っていましたが、メガネしてればフレームでほとんど見えません。
周囲には散々前からアピールしていたので、同僚や友人から変な目で見られることもなく、晴れて3週間後の抜糸の日を迎えました。
抜糸すると、ちょっと違和感があったまぶたから完全に違和感が抜けます。本当に上手な先生だったので、まったく違和感なくぱっちり二重になりましたし、まつげの悩みも解決しました。
夏休みは引きこもりになったけど、これならやって良かったって思えましたね!
私と同じように悩んでいる方、お金は多少かかりますが一生モノです。少しでも検討しているなら、勇気を踏み出してみてください!」
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