女性に大人気!海外の来日ミュージカルについてご紹介!
物語に歌やダンスが混合したミュージカル映画が昨今ヒットしていますね。
ミュージカル映画をきっかけに、「実際に生でミュージカルを観たい!」と思った方もいるのではないでしょうか?
生のミュージカルは、映像とは違った迫力を肌で感じることができます。
劇場によっては音楽もオーケストラの生演奏であることも!
また、海外の劇団による来日公演も盛んに行われています。
しかし、ミュージカルに興味はあるものの、「なんだか難しそう」「マナーが分からない」という思いがストッパーになって、まだ劇場に足を運べていない方もいるでしょう。
そこで今回は女性に人気の来日ミュージカルについて、ミュージカルを楽しむためのマナーやおすすめの作品をご紹介します!
この記事を参考に、初めてのミュージカル観劇をお楽しみください♪
ミュージカルとはどんなもの?
ミュージカルは本来「ミュージカル・コメディ」と呼ばれるもので、現代音楽劇のひとつ。
物語の中に歌とセリフ、ダンスが一体となって構成されているのが特徴です。
クラシカルな歌を中心に構成されるオペラを、より大衆向けに仕上げられたのがミュージカルで、ニューヨークで発展したといわれています。
通常15分休憩を1度挟む2幕構成で、上演時間は2~3時間。
喜劇から悲劇、ファンタジーなどそのジャンルは様々です。
日本でもミュージカルは人気で、国内の劇団だけでなく海外の劇団が公演を行っていますよ。
ブロードウェイに行かずとも、海外のミュージカルを楽しめるのは来日公演のメリットです。
ミュージカルって初心者でも楽しめる?
ミュージカルは事前に音楽や物語を知らなくても楽しめるのがメリット。
ただもっと楽しむためには、以下の3つのポイントを押さえておくことをおすすめします♪
1.座席の選び方
ミュージカルをより楽しむためには、座席の選び方が重要です。
基本的にはどの劇場も舞台から近い順にS席・A席・B席(場合によってはC席も)に分かれていて、S席が一番チケットの料金が高くなります。
初心者がチケットを購入する際はコスパの良いA席をおすすめします!
A席の中でも、センターブロックと呼ばれる真ん中の座席一帯を選ぶと、舞台を全体的に楽しめるだけでなく、ダンスのフォーメーションがよく見えますよ。
良席を確保するためには、チケットセンターなどで先行予約をすると良いでしょう。
2.マチネかソワレか
ミュージカルの公演は、マチネ(matinée)と呼ばれる昼公演と、ソワレ(soirée)と呼ばれる夜公演に分かれます。
どちらがいいのかわからない、というのが初めてミュージカルを観劇する方の本心ではないでしょうか?
マチネだとランチやディナーの時間が中途半端にならず、ソワレだとカーテンコールが盛り上がりやすいというように、それぞれメリットがあります。
とはいえ、マチネもソワレも内容に大きな差はないので、好きな時間帯の公演に行っても問題ありません。
好きな役者さんの公演を絶対見たい!ということがない限り、あなたのスケジュールに合わせてマチネかソワレかを選びましょう。
3.来日公演の場合は舞台の予習を!
来日公演の場合、舞台袖に字幕が出ることがほとんどですが、あらすじを予習しておくことをおすすめします。
そうすると、字幕と舞台、それから音楽など視野が広がり、ミュージカル作品を心から楽しめるでしょう。
また、中には映画化されている作品もありますので、余裕がある方は映画を観てから観劇するとさらに映像と舞台との違いを味わえますよ。
初心者におすすめのミュージカルはある?
さて、「ミュージカルを観たいけど、一体どれがいいの?」と悩む方がいるのではないでしょうか?
ここでは初めてミュージカルを観る方におすすめの作品をご紹介します!
これぞ王道!『オペラ座の怪人』
ミュージカルが発展したとされるブロードウェイで最も長く上演されているのが、『オペラ座の怪人』。
サスペンスと恋愛劇が入り混じった作品で、孤独に苦しむ醜いファントムに思わず惹かれてしまうかもしれません。
見どころはヒロインのクリスティーヌが愛する人のためにもがき悩むところ。
歌番組でもたびたび披露される有名な「The Phantom of the Opera」をはじめ、愛する人への思いを歌う「Think of Me」など 劇中歌も素敵ですよ。
この作品は映画にもなっていて、初めてミュージカルを観る方も予習もしやすいのではないでしょうか?
音楽がかっこいい!『RENT』
ミュージカル初心者で音楽を重視する方は、ぜひ『RENT』を観てみてください!
作品では同性愛やドラッグなどディープな部分が描かれています。
一見難しそうと思うかもしれませんが、音楽を聴けば印象が変わること間違いなし。
ライブのような迫力満点の音楽をぜひご堪能ください!
オペラ座の怪人同様、映画があるので予習してから楽しめる作品ですよ。
音楽もダンスも楽しみたいなら『ウエスト・サイド・ストーリー』
日本公演の回数も多い『ウエスト・サイド・ストーリー』はタイトルを聞いたことがある方が多いのではないでしょうか?
「ミュージカルの原点」と、呼び声が高い作品です。
この作品の見どころは、名曲の数々とダンス。
ミュージカルは音楽もダンスも楽しみたい!と思う方におすすめです。
映画をミュージカル化!『雨に唄えば』
もともとは映画だったものを、ミュージカル化したのが『雨に唄えば』。
この作品は、「サイレント映画(無音映画)」から「トーキー映画(発声映画)」へ移り変わる舞台裏を描いた物語です。
物語はとても分かりやすいので、初心者も楽しめる作品ではないでしょうか?
中でも劇中の土砂降りの雨の中で歌う「sing in the rain」にぜひご注目ください!
演者のエネルギーと喜びを感じられますよ。
ミュージカルのマナーとは?
ミュージカルを初めて観劇する際に気になるポイントである、マナー。
ここからは劇場マナーについて簡潔にご紹介します。
1.開演時間に遅れない
ミュージカルをはじめ、舞台を観劇する際は開演時間に遅れないように入場しましょう。
開演時間後に劇場内に入ると、ほかの観客だけでなく演者にも迷惑が掛かってしまいます。
なぜならあとから入るだけでとても目立つからです。
公演の案内には開演時間のほか、開場時間(劇場に入れる時間)が記載されています。
この開場時間から開演時間の間に到着するようにしましょう。
公演によってはパンフレットやCDといったといったグッズ販売がありますので、早めに行くとゆっくり見られますよ。
2.スマホの電源はOFF!
公演中はスマホの電源をOFFにしていることを確認してください。
たとえマナーモードにしていたとしても、バイブが鳴ったら会場内に響いてしまいます……。
またロビー以外で上演中にスマホの画面を見ることも避けましょう。
劇場内は暗いので、画面の明るさが迷惑となってしまいます。
3.写真・動画を撮らない
ミュージカル鑑賞中に限らず、開演前も含め舞台の写真・動画を撮るのはマナー違反です。
著作権にも触れてしまいますので、携帯の電源はOFFにするのが無難。
もちろん録画もNGです!
ただし、舞台の演出によっては「今から撮影OK」と案内が出ることも♪
その時は気兼ねなく舞台の写真を思い出に残し、SNSにアップしましょう!
おしゃべりをしない
公演中はしゃべらないのが観劇のマナー。
「小声なら大丈夫」と思うかもしれませんが、意外と響いてしまうのです。
周りの方のためにもおしゃべりは最後まで我慢しましょう。
楽しいシーンで思わずクスッと笑ってしまうのは問題ありませんよ。
もし咳が出てしまった場合は、響かないようタオルで口を押さえることをおすすめします!
前のめりで見ない
観劇の際は座席の背もたれに寄りかかって観るがマナーです。
劇場の座席は段差があり、前のめりで観てしまうと後ろの人が舞台を観られなくなってしまいます。
後ろにピッタリ背をつけてミュージカルを楽しんでくださいね。
髪型・帽子に注意
観劇をする際には、髪型にも気を配りましょう。
お団子やポニーテールなどアップスタイルだと、後ろの方が舞台を見られません。
また帽子も視界の妨げになる可能性があります。
後ろの方にも気を配ったマナーが大切です。
飲食NG
ロビーをのぞき、劇場での飲食は厳禁です。
休憩中に座席でちょっと飲み物を……というのもNG。
飴の包み紙の音も響いてしまいますので、客席が乾燥するから飴を舐めたいという方はロビーで口に入れてから座席に座ることをおすすめします。
香水のつけすぎに注意
意外とマナーの盲点になりやすいのが香水です。
ミュージカルに行く!と張り切って香水をいつもよりつけすぎていませんか?
香水をつけすぎると、周りの人が作品に集中できなくなってしまいます。
また劇場に行く前ににおいが強いのを食べた方はブレスケアもお忘れなく!
ミュージカルへ行く際の服装について
ミュージカルへ行く際の服装の決まりは特にありません。
ドレスコードはないものの、カジュアルすぎないキレイめの服装で行くのが無難でしょう。
そしてさらにミュージカルを楽しめるよう、以下のポイントを押さえておくことをおすすめします。
締め付けのない服装で、スカートは短すぎず!
ミュージカル鑑賞中は長時間座席に座っているため、締め付け感の少ない服装を選びましょう。
作品によっては3時間近く座っていることになるので、疲れてしまいます。
また座ることを考えて短すぎるスカートは避けた方が良いです。
長時間座っていても楽な服装でミュージカルを楽しんでくださいね。
アクセサリーは最小限に抑えましょう。
なぜなら、照明に当たると上演中にキラキラと光ってしまい、周りの迷惑となってしまうからです。
特に、ビジューは要注意!
また動くと音がしてしまうもの注意が必要です。
おしゃれも周囲の方のことを考えて取捨選択してください。
羽織るものを持っていく
ミュージカルに限らず観劇をする場合は、羽織るものを一枚持っていくと便利です。
劇場の温度は一定に保たれていているものの、寒く感じる方が多いでしょう。
脱ぎ着ができるカーディガンやパーカーがあると温度調節できますよ。
劇場によってはブランケットを貸し出してくれるので、調べておくといいですね。
初めてのミュージカルを楽しもう!
今回はミュージカル初心者でも、より観劇を楽しめるようにおすすめの作品からマナーについてご紹介しました。
ミュージカルは敷居が高くないため、全編英語の来日公演は初心者でも楽しめます。
先述した通り、英語がわからないという方もご安心を。字幕が出ますよ!
また来日公演は映画化しているものも多く、予習もしやすいのがメリットです。
来日公演は毎年違った作品が上演されていますので、チケットセンターのサイトで早速リサーチしてみましょう!
来日公演はミュージカルマニアからの支持を集めていて座席が完売することも……。
気になった作品があればなるべく早くチケット購入をすることをおすすめします。
この記事でご紹介したマナーや服装、おすすめの作品を参考に、初めてのミュージカルを楽しんでくださいね。
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