塾講師の志望動機や有利な資格とは?アルバイトの年収や時給、面接対応をご紹介!
多くの方が一度はチャレンジしようと候補に入るバイトが「塾講師」。
塾講師は「先生」と呼ばれる仕事ですが、学校の先生ほど敷居は高くなく、チャレンジしやすいバイトです。
大学生にも人気のバイトの1つで、約4割の大学生が塾講師のバイトの経験があるといいます。
「塾講師のバイトに応募しよう!」と思った際に、学歴や資格、時給などが気になる方もいるのではないでしょうか?
今回は塾講師のバイトについて学歴や資格、向いている人の特徴や面接時のポイント、時給といったバイトを始める前にチェックすべきことを詳しくご紹介します。
この記事を読んで、ぜひ塾講師のバイトにチャレンジしてみてくださいね!
塾講師でアルバイトするために必要な学歴や資格とは?
ここからは、学歴と資格について詳しく解説します!
勉強を教える立場ですので、知っておくべき項目といっても過言ではなりません。
学歴は必要?
塾講師のバイトで必要な学歴は「高校卒業以上」です。
多くの求人には「短大生または大学生」や「大卒・短大卒」と記載されています。
ここでポイントなのが高学歴である必要はない、ということ。
もちろん有名な学校名は面接で有利になります。
しかし難関大学や医学部に特化した進学塾でない限り、有名大学でなくても塾講師になる上では問題ないのです。
大切なことは、学力と指導力。
ある一定の学力と、勉強を分かりやすく指導する力が、塾講師としてのキモとなりますよ。
資格は必要?
塾講師のバイトをするうえで、資格は特に必要ありません。
しかしながら、持っておくと採用に有利になる資格もありますので、ここでご紹介します。
1. 実用英語技能検定(英検)
有利な資格の一つ目が、英検です。
英語は、2020年度より小学校3年生以上の必修科目となりました。
そこで英検を持っていると、英語の指導ができるアピールになりますよ。
英検2級が高卒レベルとされていますので、その上の準1級以上を取得することをおすすめします。
また英検は内申点対策として、取得を目指す中高生もいますので、指導の範囲も広がります。
2. 実用数学技能検定(数検)
数検も、塾講師のバイトをするうえで持っておくと便利な資格です。
特に数学の勉強を教えたいと思う方におすすめです。
英検ほど普及はしていないものの、数学において一定レベルの学力を持っていることをアピールできます。
おすすめは高校3年生レベルの準1級以上ですが、2級も数ⅡBの指導ができることの証明になりますよ。
3. 日本漢字能力検定(漢検)
漢字は国語の入試問題で出題される頻度が高いため、塾講師も漢検を取得しておくことをおすすめします。
漢検の場合は2級以上のレベルは最低限あると良いでしょう。
なぜならば、2級が高卒レベルとされているからです。
4.学習塾講師検定
「学習塾講師検定」という資格も、塾講師のバイトの面接でのアピールになりますよ。
これまでに紹介した3つの検定ほどポピュラーではありませんが、「いずれ塾講師のバイトから正社員に」と考えている方は取得することをおすすめします。
学習塾講師検定は「塾検」という名称で知っている方もいるでしょう。
民間の試験ですが、科目の理解とともに基本マナーが備わっていることを証明してくれます。
塾講師の面接の志望動機はどんなもの?
塾講師のバイトに応募すると、ほとんどの場合面接があります。
その面接の際に聞かれるのが志望動機。
志望動機は整理しておき、あらかじめ頭に入れておくと面接時の緊張も和らぐでしょう。
そこで塾講師のバイトの面接時に使える志望動機のパターンを3つご紹介します。
これからご紹介するものを参考に、採用を勝ち取ってくださいね。
1.教えることが好き
塾は勉強を教える場ですので、「教えることが好き」という志望理由は鉄板です。
人に何か教えた際の経験や喜び、生徒にどんな風に教えたいかを伝えるとなお良いでしょう。
2.将来教員を目指している
「将来教員を目指している」という志望理由も、鉄板の理由のひとつ。
将来の夢と直結したバイトをするのは好印象です。
そして教育に興味があることもアピールできますよ。
なぜその塾を選んだかも一緒に述べられると、より好印象になります。
3.勉強が苦手だったから
塾講師の志望動機には、「勉強が苦手で、それを乗り越えた経験を生かしたい」というパターンがあります。
苦労した経験や工夫したという経験は、生徒に響くでしょう。
どのような方法で乗り越えたのか、面接で簡潔に伝えることをおすすめします。
塾講師に向いている人、向いていない人の違いは?
どんな仕事にも向き・不向きがありますが、それは塾講師のバイトでも同様のことが言えます。
塾講師に向いている人・向いていない人にはどのような差があるのか、わかりやすく解説します。
1.生徒に寄り添えるか
塾講師に向いている人と向いていない人の違いに、「生徒に寄り添えるか」が挙げられます。
生徒が全員、授業の内容を完璧に理解できるわけではありません。
得意不得意や理解力は個人差があります。
生徒が問題を解けないからと言ってすぐに答えを教えたり、イライラして「わかった?」「できた?」としつこく聞いたりするのは良くありません。
答えを教えたくなるのは、塾講師のあるあるのひとつですが、しっかり待つことも重要です。
また、特に受験期の生徒にはメンタルケアも時には必要です。
・生徒のことを信じ、生徒が理解できるまで寄り添う
・何か変化があったときに話を聞いて、勉強に対して前向きな気持ちにさせる
こうした生徒へ寄り添う気持ちが塾講師にとって大切です。
2.コミュニケーションが好きか
塾講師はコミュニケーションが大切です。
塾講師は生徒とはもちろんのこと、面談や電話で保護者ともコミュニケーションをとります。
コミュニケーションがうまく取れると、生徒の苦手や悩んでいることだけでなく、保護者と連携をとって生徒の勉強方針を決めて満足度の高い授業ができることがあるのです。
さらにこのコミュニケーションは「伝える力」にも関係します。
塾講師は勉強を教える立場であり、生徒が理解できるよう「伝える」ことが重要です。
ただし、ここで注意しなければないのが、話すだけがコミュニケーション能力ではないこと。
生徒の話を聞くことも肝心です。
生徒が何を理解し、何を理解していないのか、何に悩んでいるのか、耳を傾けてくださいね。
3.授業以外に時間を割けるか
塾講師は授業以外にもカリキュラム(授業計画)を作ったり、小テストを作ったり、そのテストの採点をしたりと様々な仕事があります。
時には夜遅くなってしまうこともあるでしょう。
また授業の振替の対応で、普段出勤しない日にバイトが入ってしまうこともあります。
たとえ授業以外の時間を割いたとしても、塾講師のバイトを通して生徒の成長を感じた時にはきっと「あの時、時間を割いてよかった」と思うでしょう。
塾講師として働く際に知っておきたい項目まとめ
ここまで学歴や資格、志望動機、向いている人とそうではない人の違いをご紹介してきましたが、そのほかに知っておくと良いことがあります。
集団か個別か
塾には教室で集団授業をするタイプと、生徒とほぼマンツーマンの授業をする個別指導があります。
集団授業は学校のように多くの生徒の前で教壇に立ち授業をします。
人前で話すことに緊張しない方や将来教員を目指す方におすすめです。
一方個別指導では、臨機応変に動ける方が向いています。
なぜなら個別指導の特徴は、生徒一人ひとりに寄り添った授業だから。
部活や習い事で忙しい生徒や苦手分野の克服、試験対策で通う生徒が多く、その生徒に合った教え方やスケジュールを組む必要があります。
自分はどちらのタイプが適しているかで、バイト先を決めることも大切ですね。
時給や年収は?
塾講師のバイトで1番気になるのが「時給」という方もいるのではないでしょうか?
求人を見ると、地域によって差もありますがほとんどが時給1,000円以上だということが分かります。
ただし集団か個別指導かで時給は異なるので、塾講師のバイトに応募する前に確認する必要です。
平均的な時給は以下のようになります。
集団:2,000円
個別:1,200円
また塾は夏期講習・冬期講習・春期講習と勉強を集中的に行うので、講習はいつもの倍以上稼げます。そのため年収としてみると100万を優に超えるケースもあるでしょう。
週何日、何時間の出勤が可能かで計算すると、おおよその年収を求めることができますよ。
また講習のほかにもカリキュラム手当や授業準備手当、交通費などを支給してくれる塾がありますので、求人の給与欄はよく見ることをおすすめします。
塾講師の服装は?
塾講師はバイトであったとしても、生徒や保護者から見れば立派な「先生」。
ほかのバイトよりも、服装への配慮が必要になります。
塾によってスーツ着用を定められていたり、白衣を上から着るので私服OKだったりとさまざまです。
私服でも半ズボンNGやアクセサリーは外すなど決まり事がありますよ。
面接の際はスーツが無難でしょう。
塾講師のバイトに応募してみよう!
今回は塾講師のバイトについて学歴や資格、向いている人の特徴、面接時のポイント、時給などバイトを始める前にチェックすべきことを詳しくご紹介しました。
塾講師のバイトを始めるうえで必要なのは、大きくは以下の3つ。
・一定の学力
・コミュニケーション能力
・生徒に寄り添う心
もちろん学歴やもっておくと良い資格はありますが、生徒に勉強を教えるうえでどのように指導していくかが大切ですね。
また「集団か、個別指導なのか」「出勤時の服装は?」はもちろんのこと、時給や年収も塾によって異なります。
ご紹介した志望動機などを参考にしながら、あなたに合った塾に応募して塾講師のバイトを始めませんか?
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