美肌スキンケアの基本とは?効果的な方法・やることをご紹介!
美肌の条件として、肌に十分な潤いがあり、キメが細かく、ハリ・ツヤがあり、血色の良い健康的な肌の状態が挙げられます。
様々な要因で肌悩みを抱えている女性が多いかと思いますが、美肌を手に入れるために重要なのは正しいのスキンケアを怠らないことです。
年齢や肌質、体質、環境によって注意しなければいけない点に差はありますが、この記事では基本のスキンケアの手法と順番を解説します。
スキンケアの正しい手順を守ろう
美肌への道のりは、毎日の積み重ねが大切になってきます。その毎日の積み重ねとは、肌の汚れやメイクをきちんと落とし、洗浄された肌に充分な潤いと栄養を与えることです。
基本的なスキンケアの手順は以下のようになります。
- STEP01
メイクや汚れをクレンジングで落とす
- STEP02
クレンジングで落ち切らなかった汚れを洗顔料で落とす ※クレンジングと洗顔が一体となったオールインワンや、洗顔不要のクレンジングの場合は省略
- STEP03
化粧水で肌に充分な水分を与える
- STEP04
潤いを逃さないために、乳液またはクリームで蓋をする ※化粧水と乳液の間に美容液を投入してもOK
当たり前のことすぎて拍子抜けされたかもしれませんが、この手順がとても重要なのです。
では、この手順がなぜ重要なのかお伝えしていきます。
手順1.クレンジング・洗顔で肌を清潔に
肌の調子を上げたいと思ったら、化粧水など与えるケアばかり頑張ってしまいがちですが、それは間違い。肌は排出器官のひとつなので、与えるケアよりも落とすケアを重視するのが適切です。
なのでスキンケアの第1ステップとして、クレンジング・洗顔はきちんと行きましょう。
まず、クレンジングでメイクや肌に付着した汚れを落としていきます。そしてよく泡立てた洗顔料で優しく洗っていきます。
この時、ついゴシゴシと肌を強く擦った方が汚れが落ちるのではないかとやってしまいがちですが、肌を傷めてしまうので絶対にやめましょう。
そしてもう1点注意してもらいたいのが、何度もクレンジング・洗顔をしたり、長時間洗い続けないこと。これを行うと肌に必要な水分や油分も失ってしまうので注意が必要です。
通常の落とすケアに加えて、スクラブやピーリングも効果的なスキンケア。ただし頻度が重要です。あまりやりすぎてしまうと、肌に負担がかかるので、商品記載の使用上の注意事項を必ず確認し、スペシャルケアとして取り入れるのがおすすめです。
手順2.肌に充分な水分を与えてキメを整える
化粧水で水分を与えると肌のキメが整い、水分を保持しやすい肌になります。キメを整えると化粧ノリもよくなり、肌が明るい印象になります。
まず、化粧水を適量とり、肌を包み込むようにじっくりと馴染ませていきます。ここでよく疑問に上がるのが、手で塗るのとコットンだとどちらがいいのか?ということ。
正解は、その化粧水の使用方法に記載があります。手で塗った方が効果的な化粧水もあれば、コットンの方が良い化粧水、もしくはどちらでも大丈夫な化粧水の3パターンが考えられます。なので、出来れば推奨される方法でお手入れをするのが効果的と言えるでしょう。
注意点は、この時も肌を刺激しないようにすること。パタパタと肌を叩いてパッティングしている人がいますが、クレンジング・洗顔同様に肌を傷めることにつながるのでやめましょう。
乾燥がひどい時は化粧水を重ね付けしたり、シートマスクを使用して肌にたっぷりと潤いを与えると良いです。
手順3.肌の水分を保持するために蓋をする
充分に潤いを与えたら、最後の仕上げに乳液もしくはクリームで潤いを閉じ込めます。
乳液は油分によって潤いを閉じ込め、肌を保護します。一方でクリームは乳液よりも油分が多く含まれていて、乾燥が進む秋冬に特におすすめです。
乳液・クリームを塗布する際も、肌を優しくいたわるようにまんべんなく塗っていきます。この時、口元や目元は特に乾燥しやすいパーツなので、丁寧に塗ることを心がけてください。
上記でご紹介した以外にも化粧水の前に導入美容液や導入化粧水を取り入れたり、美白やアンチエイジングなどに特化した美容液を導入するなど、自分の肌状態やなりたい肌の理想に合ったアイテムを選びましょう。
意外と知らない事実!高価なスキンケアアイテム=効果的だと限らない
スキンケアのお手入れの順番には、それぞれ役割があり、その重要性をご紹介しました。
では、それらのアイテムを選ぶ際の基準で大切なことは何だと思いますか?「価格」でしょうか?それとも「成分」なのでしょうか?
そこで化粧水とは一体何で出来ているのか、その主な成分を見てみましょう。
化粧水はおよそ80%が水で占めている
化粧水の成分は、約80%の水と約10%の機能成分、そのほか紫外線防御成分や香料などで構成されています。それは高級なものも、安価なものもほとんど変わりません。
手ごろな価格帯と高価格帯の違いは、約10%の機能成分の内容とブランド力です。確かに高価格帯のアイテムは、メーカーが苦節して開発した有効な成分の配合だったり、希少な成分が含まれています。さらに憧れだったりお気に入りのブランドであれば、お手入れ中に気分も上がりますよね。
しかし、高価格帯化粧品には多額の広告費やラグジュアリーなパッケージなどの費用込みの価格なので、一概にも高価な化粧品だから絶対に良いとは言い切れません。
繰り返しになりますが、スキンケアで大切なのは基本の「汚れを落とす」「保湿をする」「乾燥から肌を守る」ことが肌コンディションを保つことです。
手ごろな価格帯にも優秀なアイテムはたくさんあるので、自分に合ったアイテムを見定めていきましょう。
たった2つでOK!お財布に優しいスキンケア術
アメリカに世界で最も大きな皮膚団体で権威のある皮膚科学会(AAD)があります。
普段は他の学会と同様に皮膚についての研究を行っていますが、時折、一般向けにレターを出すことがあります。
経済的負担が少ない、本当に効果のある健康的な肌のためのアンチエイジング方法について公表した内容が意外な内容だったのでお伝えしていきます。
アメリカ皮膚科学会の皮膚科医が一般向けに出したレターにおいて、スキンケアは「日焼け止め」と「保湿剤」を適切な使用法で使うことが、最も経済的で効果あるスキンケアのひとつだと発表しました。
「この2つだけでいいの?さっきまでの洗顔はいいの?」と思うかもしれないですが、アメリカ皮膚科学会によると、肌にとって最も大切なことは以下2点だそう。
・適切な量の日焼け止めで紫外線や乾燥から肌を守ること
・肌の乾燥を防ぐために保湿すること
ただし、肌の調子が悪かったりニキビやアトピーなど、医師に相談が必要なケースもあるので、自分の肌に合うかもしれない方法のひとつとして、参考にしてみてください。
正しい日焼け止めの選び方とは
さて、アメリカ皮膚科学会が推奨する日焼け止めですが、正しい選び方と使い方をご紹介します。
下記はアメリカ皮膚科学会が推奨する日焼け止め選びのポイントなので、ぜひ参考にしてみてください。
SPF30以上で十分有効
SPFの数値が30以上の日焼け止めであれば安心です。数値が高ければその効果も高いですが、肌への負担も大きくなるので普段使いは30以上~で十分です。
汗などで流れてしまわない耐水性
せっかく塗った日焼け止めがすぐに落ちてしまっては意味がありませんよね。特に夏場は汗をたくさんかくので、ウォータープルーフタイプの日焼け止めを選ぶといいでしょう。
日焼け止めを塗る正しいタイミング
アメリカ皮膚科学会によると「適切なタイミングで使わないと効果がない」という研究結果も発表しています。では、日焼け止めを塗る正しいタイミングとは一体何でしょうか?
外出前に15分前までには塗り終える
日焼け止めは、塗ってから肌に吸収されて効果が出てくるまでに15分程度かかるそう。塗ってすぐに効果が出ないのです。
よく海辺などで太陽の下で日焼け止めを塗る光景を見かけますが、それでは効果が発揮される前に紫外線を浴びてしまうので塗った意味がない他、やけどの危険性もあると注意を呼びかけています。
また、日焼け止めを塗る際は充分な量を露出した肌へ塗ることがポイントともなるそう。少量を塗るだけでは効果を十分に出ないので、商品説明に書いてある1回の量を守りましょう。
2時間おきに塗り直すこと
日焼け止めは一日中効果が続くわけではないので、だいたい2時間おきに塗り直すと安心です。終日屋内にいる場合は、もう少し頻度が少なめでも大丈夫です。
以上が正しい日焼け止めの選び方と使い方でした。注意点として日焼け止めも化粧品と同様に使用期限がありますので、去年使いかけで余っている日焼け止めを今年も使うことは控えましょう。
室内での乾燥を防ぐために出来ること
室内にいても刻々と肌は乾燥し続けています。そうならないために、皮膚科医おすすめの保湿方法としてワセリンが挙げられているそう。
ワセリンは肌に水分を閉じ込めながら保湿する効果があり、唇や肌の乾燥、かゆみやヒビ割れといった乾燥による肌トラブルを防げる効果が期待できます。
ちなみにワセリンは敏感な赤ちゃんの肌にも使える保湿剤で、オムツかぶれ防ぐ方法としても使用されています。
ワセリンは肌のどの部位にも使える万能アイテムですが、含まれている油分で吹き出物などを引き起こす可能性もあるので、肌トラブルを抱えている方は注意が必要です。
さっそく実践して理想の美肌を手に入れよう
ここまでご紹介してきた内容をおさらいします。
①スキンケアの基本は、汚れを落とし、十分に保湿をして紫外線や乾燥から肌を守る
②高級化粧品を絶対に使わなければいけないというよりも、正しい保湿と乾燥対策、そして日焼け止めを使い、時にはワセリンも活用する
ワセリンが苦手な方は、ココナッツオイルなどでも代用可能です。
私はワセリンの代わりにココナッツオイルとアンチエイジング効果の高いアルガンオイルを混ぜて使用しています。
アルガンオイルとは肌のターンオーバーを促進するビタミンEを豊富に含有しています。ワセリンよりも塗布しやすいテクスチャーで、髪にも使えるので持ち運びしやすいようにコンパクトサイズの容器に詰め替えて持ち歩いています。
最後に、保湿や乾燥対策はとても重要ですが、体の資本であるバランスのとれた栄養のある食事も美肌への近道となります。あなたに合ったベストなスキンケアを見つける参考にしてみてください。
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