春の乾燥肌の原因とスキンケア方法を詳しく解説!
「やっと温かくなってきたのに、肌が乾燥ぎみ……」
「新しく春服を買ったのに、化粧ノリが悪すぎて出かける気が起きない(涙)」
春が近づいてきても肌の乾燥に悩む方、いるのではないでしょうか?
肌の乾燥は冬がピークと思いがちですが、春も肌にとってはトラブルだらけの要注意な季節なのです!!
今回は特にお悩みの声が多い、春の乾燥肌トラブルに関する対策法をお伝えします。
春の乾燥肌の原因
春はようやく暖かく過ごせる日が増えて、お出かけシーズン到来!という気分が上がる季節ですが、お肌が荒れやすい季節でもあります。
春ならではの気象条件や心の動きなど、いろいろなところに原因が隠れているので順番にみていきましょう!
春の気温差・意外に低い湿度・紫外線に注意!
春に肌が乾燥しがちな理由は、気温差・湿度・紫外線の3つにあります。
まず、春は冬から夏にかけて気温が変化していく季節でもあるため、朝晩の気温差が大きいです。
気温差が大きいと、肌の保湿機能を担う「酵素」が減少しやすくなり、乾燥肌の原因となります。
そして、実は3月から5月あたりの時期も湿度が低いので、“隠れ乾燥”が起きているというのもあります。
湿度が高くなってくるのは、5月後半あたりから夏にかかる時期なので、それまでは乾燥に十分注意しなければいけません。
気温・湿度の乱れによって皮脂・汗の分泌が減少すると、肌の水分を保持する皮脂膜も減り、より乾燥しやすくなります。
最後に肌の大敵である紫外線です。
3月頃になると、紫外線量は夏終わりの9月と同じくらいに増加するそう。
冬に蓄積されたダメージと気温差によってゆらぎ肌の状態のところに、紫外線ダメージが重なってしまうと、さらに肌のバリア機能がぼろぼろに……。
こういったダメージの積み重ねが肌荒れやシミに繋がるのです。
これらを防ぐために、冬と同様に加湿器などを利用して湿度に気を配ったり、日差しの強さに関わらず日焼け防止成分が入ったクリームや化粧品を使用することが大切です。
日焼け止めの目安は、日常生活や短時間の外出ならSPF10~20・PA+。
アウトドアや長時間外出する場合はSPF20~30・PA++あたりを目安にし、適宜塗り直すようにしましょう。
寒暖差による肌荒れには大手企業も注目しており、日々の寒暖差チェックができるシステムも作られているので、活用してみてください。
参考HP:『寒暖差肌荒れ指数』日本気象協会と資生堂が共同開発! https://tenki.jp/indexes/gap_temp/
春の花粉は肌にも悪影響を与える
春が近づくと、ツラい花粉症の症状に悩まされる方も多いと思います。
そして、花粉症の症状は「花粉症皮膚炎」という形で肌にも現われます。
そもそも花粉症とは、身体に付着した花粉を身体自身が外に押し出そうとして起こるアレルギー反応です。
これは鼻や目だけでなく肌にも起こり、肌がカサカサしたり、赤みやかゆみを引き起こす原因となります。
帰宅後は、花粉が付着したままにせず、なるべく早くメイクをオフしましょう。
髪の毛に付いた花粉もブラッシング等でしっかり除去しましょうね。
春ならではのストレスも原因になりがち
春は別れと出会いが多い季節。
学生もお仕事をされている方も、自分を取り巻く環境がガラッと変わると、少なからずストレスを抱えてしまうもの。
自覚はなくても、慣れない行動や忙しさに疲れが蓄積している場合も考えられます。
ストレスが溜まると女性ホルモンのエストロゲンが減少し、肌も敏感になりがちに。
できるだけストレスを溜めないようにするのはもちろん、生活習慣を崩さないように意識しましょう。
気分転換に好きなことに没頭する時間や、ゆったり過ごすリラックスタイムを意識的に作ってみるのもストレス解消のひとつです。
乾燥肌のスキンケア方法をチェック
乾燥肌になる原因を把握したところで、乾燥肌向けのスキンケアを見ていきましょう。
基本を中心にまとめているので、あなたのスキンケアに改善点があるかどうかチェックしてみてくださいね。
汚れを取り除き、逃してしまった水分を補充
まずは基本の洗顔と保湿からおさらいしましょう。
洗顔はいつも以上に優しく洗い、洗顔後は水気を拭くというより、タオルで優しくおさえて水気を取るイメージで擦らないように気をつけましょう。
洗顔後のケアですが、乾燥が気になる場合はいつもより多めに化粧水を含ませてあげるのもオススメです。
以下のステップで、化粧水や水分チャージに特化したスキンケア用品を使用してください。
Step1 まず、洗顔直後に化粧水をつけて、肌に浸透させるようなイメージで水分補給します
Step2 その後、二度目の化粧水をつけてから、一度目と同様に肌にじっくり浸透させていきます
Step3 最後に、もう一度化粧水をつけて肌全体を化粧水で潤して完了
これで乾燥しきった肌でも、十分に潤いを与えることができます。しかし、ここで注意することが一点。
乾燥肌への化粧水の三度づけは有効ですが、元々水分量の多い健康な肌に行うと逆効果になる恐れがあります。
潤したはずが逆に肌を乾燥させてしまったり、肌の保湿機能が衰えてしまったり、ニキビなどの肌荒れの原因になる恐れがあります。
スキンケア用品の使用方法と自分の肌の状態をよくチェックしてから、自分に合った化粧水の量を見極めてみてくださいね。
自分では分からない場合は、スキンケアブランドのカウンターでBAにチェックしてもらったり、肌の水分計測器で測定するのもアリです。
スキンケア用品を乾燥肌用にチェンジ
乾燥肌は刺激によるダメージで敏感になっていることが多いので、普段使っている洗顔料やスキンケア用品を見直しても良いでしょう。
洗顔後の一般的なケアとして「化粧水」「美容液」「乳液」「クリーム」がありますが、それぞれ乾燥肌に特化したスキンケア用品があります。
乳液やクリームは、油分をプラスして水分をキープする役割なので、重要なアイテム。化粧水は足りない水分を補充する役割になるので、より保湿力の高いものを選んでおきましょう。
選ぶ際に商品名に高保湿を目的とした「しっとり系」とあれば、それをチェックしてみてください。また、肌のバリア機能に必須な「セラミド」が配合された化粧水もおすすめ。
加えて、肌への刺激が気になる場合には敏感肌用のスキンケア用品を検討してみても良いかもしれません。
乾燥肌をいたわるスキンケアで春を乗り越えよう!
春に乾燥肌になりやすい原因と対処法についてまとめました。
特に、春の寒暖差や湿度の低さに驚いた方もいたのではないでしょうか。
春の好楽シーズンを気持よく迎えるためにも、自分の肌状態と保湿に気を配りながら日々を過ごしていきましょう。
スキンケアは毎年新たな研究結果が出たり、アイテムもどんどん進化しているので、こまめに情報収集してくださいね!
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